遥かなる海
大航海時代オンライン、主に海賊とお料理、ユーザーイベントをこっそりと書き綴っているブログです。
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桃夏@Euros

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Euros鯖、イングランド国籍です。
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貿易風に乗ってどこまでも・・・

「わぁ~、凄い。グングン加速してくよ」
「うんうん。これが有名な貿易風だね。大航海時代に因んだ名前の一つかも」
「この海路を沢山の帆船が辿っていったんだね・・・。何か感慨深いかもっ」
「て、桃ちゃん。そんな事言ってたらどこの時代の人かわかんなくなるよ」
「てへ。」
見張り台から覘く雄大な海は、長期間の航海による疲れも吹き飛ばすほど素晴らしいものでした。
「この先に黄金卿が待っているんだねっ。」
「うんうん。カリブ海のめのう。中南米の金と銀。メキシコ湾のオパール。コロンビアのエメラルド。そして南米ならではの特産物。」
ゆぐがどこか惚けるような口調でつぶやく。
「でもゆぐが目指してるのは錬金術だもんね~」
「うっ、、、うん。」
失われた秘儀、錬金術。そんなまゆつばなものでさえも南米にはあるという。
「ただの噂かもしれないけどね。でも夢が広がるよ」
この海の向こうに西洋人が夢に描く新天地がある。手を伸ばせばそこには。
一隻の船に自分の全てを賭けて挑戦し続けた大航海時代。
インドでもジパングでもない。貿易風に乗って新大陸へと船を走らせた船乗り達の姿が目に浮かぶようでした。
「ふふ。よしっ、目標南米リオデジャネイロ! ゆぐ、舵はお願いね。」
「了解!」
ゆぐの掛け声と共に順風が吹く。メインマストに貿易風を受けて、桃夏とゆぐは南米へと向かったのでした。




こちらを嘲笑うかのように砲弾が飛んできた。
「サブマスト炎上! 提督・・・このままじゃ・・・」
数の差は四対一。しかもこちらは商船だ。
ゆっくりと包囲網をかけながらバッカニアが肉薄してくる。
「まさかあのタイミングで奇襲を受けるなんてね。黄金郷への道は甘くなかったかあ・・・」
「すぐに消化砂を撒け! 手の空いてるヤツは予備帆を出して来い。ここが正念場だ、諦めるなっ!」
ゆぐが船員を鼓舞する。一時の混乱から立ち直るも尚も四隻の大型ガレオンが接近する。
「桃ちゃん、最悪おいらがこの船で特攻するからその間に小型艇で逃げて・・」
「何言ってるのッ!あなたや船員を置いて逃げる船長がどこにいるというの?いいわ、舵は私がとります。ゆぐは船員の指揮を」
敵艦隊との距離350。
「砲手、弾道学で距離を正確に割り出して。ゆぐ、砲弾は残りいくつ?」
「残り10樽。そんなにはもたないよ」
「そう、なら半分を機雷に使います。準備をお願い。その間にここから風下に切り上げるわよっ」
状況は常に最悪。でも軍人ならそれが当たり前だ。視野を広く持て。
もしこの場にあの人がいればそんな事を言いそうな気がした。
「船長、この風で無理な切り上がりをしたら転覆しちまいますぜ!」
「わかってるわよ。でもやるしかないの。皆何かに掴まっていなさい。」
矢継ぎ早に指示を出すと私は舵を握った。ここからが勝負。商用クリッパーは大型の帆船だ。切り返しに失敗したら転覆は免れない。
ドンドンドンドンッ!
「メインマストに被弾っ。帆が破られました・・。」
敵艦からの砲撃は続く。懸命な回避により直撃は避けているものの時間の問題だろう。
「丁度いいわ 帆を下ろす手間が省けたってものよ。」
精一杯の強がり。船速が殺されたのは痛い。敵艦隊との距離は250を切っていた。
「桃ちゃん!機雷の準備整ったよ。いつでもいける!」
「よしっ。なるべく広範囲にばら撒いて。相手は四隻。機雷があるとわかれば最低限の足止めにはなるわ。」
どうせこの場には私達以外に敵しかいない。ならやれるだけの事をやるしかないっ。
ズドーン。
身体に響く重低音。
「やった、やりました!先頭の一隻が機雷に被弾ッ!敵艦隊速度を落としています。」
「今よっ。切り上げます!」
チャンスは今しかない。私は焦る気持ちを懸命に抑え付けながら舵を取った。
お願い・・・。祈りを込めて舵を右に切る。普段の私の腕では五分五分といった所か。
でも今は失敗は許されない。皆の命がかかっているんだからッ。
船は大きく半円を描きながらバッカニア艦隊を目の前に旋回。何とか半包囲から脱出する。
敵艦隊との距離300。
「ふぅ。お見事。」
ゆぐが労いの言葉をかけてくれる。でもここで気を抜くわけにはいかない。
「まだよ。戦闘海域から抜けるまでは安心できないわ。」
自分に言い聞かせるように私はつぶやいた。
その時だった。
シュルルルル・・・。
先ほどの砲撃とはうって変わって間の伸びた音。
でも私にはそれが死神の笛のように聞こえました。
ガシッ。
急激に落ちてゆく船速。一体何が!?
「せ、船長・・・鎖弾です。舵をやられました・・・もうダメだぁ。」
「諦めないで!ゆぐ、すぐに修理を。急いでっ。」
「了解!やってみるよ。」
心なしかゆぐの表情も青ざめていた。多分私はもっとだろう。だけど私が諦めるわけにはいかない。
そんなことをしたらあの人に失望されてしまうだろう。そんなの嫌だっ。
敵艦隊との距離200。
一度減速してしまった船がそう簡単に船速を取り戻す事はできない。無情にも敵艦隊は距離を詰めてくる。
相手は悪名高きバッカニア。捕まったら最後。生きては戻れないだろう。
皆もそれをわかっているらしく中には神に祈りをささげる者までいる。
「こうなってしまった以上、白兵は免れないわ。皆、こんな事につき合わせちゃってごめんね。」
心からの懺悔。どうしてこうなってしまったのだろうか。せめてもう少し敵を発見するのが早ければ・・・。
「悔やんでても仕方ないよ。桃ちゃんの背中はおいらが守るさ。」
「船長、あっしらも覚悟は決めやした。船長に預けた命だ!野郎どもっ、気合入れてくぜ!」
「うん・・・うんっ。貴方達だけは絶対何とかしてみせるっ!」
これから先どんな運命が待っていようとも、私は乗り越えてみせる。こんな仲間達に巡り合えたのだから。
敵艦隊との距離150。今や接舷距離に達しようとしていた。




 



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